熱帯の乙女座

Dance Until the End

2023年振り返り〜2024年に向けて

みなさま、今年もよろしくお願いしま〜す。

皆さんは”越え”ましたか?1年間を振り返り、これからの1年に向けて思索を巡らすことでしか、年を”越える”ことは出来ませんからね。この自論を実家で披露したところ、こんなことしているは私だけでした…がめげずに皆さん、”越えて”いきしょうね。

※ちな、新年に対しての祝いはしないという方向性です。喪中っていうのもあるが、特にガザの惨状が止む気配もない今は尚更なので…。それに国内でも目下、祝いどころではなく避難が必要な状況になってしまいました。能登やその周辺、日本海沿岸に居る皆さんは安全第一で。安全なところにいる人も防災見直しましょう。Ceasefire now! Stay safe!

南国風のモンステラ柄のカーテンを背景にしたオレンジ色のチューリップ

県民が大好きなローカルスーパーでずっと欲しかった色味のチューリップを発見した年末。
 
2023年振り返り

2023年はとにかく「動く」ことを重視した1年。特に「人」と会って話したり時間や経験を共有することで得た推進力こそ、2023年で一番輝いていた。昔馴染みたちも今年新しく会った人たちも、2023年私と接点を持ってくれた皆さん、ありがとうございます!一人ひとりの存在・気配・行動・態度が、私に何らかのパワーを与え、背中を押してくれています。

 

「動く」というテーマの裏に「(動くことで)変わる・変える」という目的を据えていたのですが、実際私自身結構変わったので自分を褒めたい。人やコミュニティとの出会いによって、考え方や感じ方、反応が少し変わったというか、実体の無いあやふやな自分に軸になるものが少しずつ見えてきたような感触がある。「何が私を突き動かしていたのか」「私がやりたい・知りたいと思う欲求の本質は何か」といったものが少しずつ実体を帯びてきたという感覚です。
明らかに人生のフェーズが変わってはいるのですが、まだ大部分が見えないまま闇雲なので、これから徐々に具体的にしていきたいですね。新境地 Bon Voyage!!

今のように動き回ったり、自分自身のことを深堀りできたのは、自分にとっての安全地帯と言える繋がりたちも欠かせない要素でした。感謝!他人に背中を託すことは今後より深めていきたい。

 

単純に「移動」も多かった。まだ油断ならない状況と言えど様々な活動が戻ってきて、外に出て動くことをが重視したことも相まって、色んな場に出向きました。

イベントやコミュニティに参加することで人やカルチャーと接続して、世界がグッと広がる体験が2023年は何度もあった。
私にとって全く新境地だったのは、林業、パンク辺りだろうか…。デモやスタンディングに参加したのも実は今年が初めて。どれもこれから深堀りしたいカルチャーです、飛び込んで良かった。

羅列すると散漫になるほど様々ことに興味を注いでおり、今年は種まきの時期でした。来年は自分の体力・気力を見極めつつ、必要なところにパワーを集中して育てていきたいです。

 

2024年に向けて

説明するのも気恥ずかしいのでざっくりキーワードだけ…。
共感したらぜひ一緒に心に秘めながら1年過ごして、どんなことが起きたか今度こっそり教えてください。

  • 希望を具現化する為の取捨選択(行動・思考する時間、体力、気力を上手く使う)
  • 直感的に行動する、act intuitive
  • 経験知
  • discipline(鍛錬・自律) + surrender(ありのままを受け入れ手放す) —> flow(流れを作る)
  • Good vibes = 現状から上へ (様々な人、コミュニティ、プロジェクトで)

 

2023年の振り返り、2024年のざっくりとした指針でした。それでは、私はzineに寄稿する原稿に戻ります💫
zine for Palestineというzineに参加させていただく予定で、鋭意原稿中...。私はパレスチナの自然に根付いた文化や生活、それを破壊する暴力性に焦点を当てて書いていて、年末年始はこのためにひたすら関連書籍を読み漁っていました。
色々な視点や表現でパレスチナと連帯する方々のページが読めること心待ちにすると共に、一刻も早く停戦しパレスチナの人々を支える自然や風景が戻ることを願います。

 

皆さんも年、”越え”ましょう!今年もよろしくお願いします。

2022年8月-四半世紀生きた

▼前書き

最近気が向いたら、過去サイトに載せていた文章で発掘できたものを、ちまちまとこのブログに移していました。もう1年以上こうやって文章を書いていないみたいですね。 どおりで、KinKi Kidsの楽曲考察記事とか、アイドルマスターシンデレラガールズフェミニズム批評記事とか…アイディアはあるのに書こうと思ってもなかなか書けないわけです。長い文章を書くことは存外に難しいので、書く筋力を日頃からストレッチしていないとそう簡単には出来ないですね。 1、2年前ほど過去の自分はよくもまあ書いていたものだなと思う。去年使っていたノートを久しぶりに見返したら、今の自分とは比べ物にならないほど細かい字で1ページ分みっちりと書いていて、当時は書くことがセラピーで、必死で縋る思いで書いていたと思い出した。

最近はご機嫌です。お陰さまで。

今もノートに簡単に日記をつけたり、考えをまとめておくことはあれど、書くことに縋ることはかなり無くなった。今年のノート、日記を見返してみると、はにかみたくなるような朗らかな気持ちになる。振り返っても今年は本当に楽しいな、良いことです。

 

▼誕生日

ところで、私はこの2022年8月で25歳になりました(めでたい)。四半世紀を生き延びたということになりますね、普通にすごいことだよね。私自身も誇らしいし、今まで関わってきたたくさんの人と物事〜みんなありがとう。

写りが悪すぎるけど、めっちゃ美味しかった。最近桃が好きになりました。

抱負とか考えてみたんだけど「現在を楽しくやる」に尽きる気がします。目の前のこととか今向き合っているものを自分が楽しめているか、自分がそれを楽しいものにできているか、が大事だなと最近感じる。過去も未来も正直あんまり現実味がなくて、今目の前の現在が楽しいか楽しくないかで気分が全然変わってしまう気分屋であると、自分のことがだんだんわかってきたので、上手く自分の特性を乗りこなしてより楽しく人生をやっていきたいな。これが25歳に掲げる中長期的な方針です。

誕生日ウィークに買った買った百合、綺麗に咲きました。香りがすごくて自室はいつも甘い生花の匂いがしていた。

▼怒り

昨年までは悲しみに支配されることが多かったんですが、今年はやけに怒りっぽい。 私の中で結構新しく出現した感情”怒り”は制御の仕方があまりわかっていなくて、本当に自分自身が操縦できなくなってしまう不自由さがありますね。。 特に仕事で爆発的に怒りの感情がメラメラすることが増えて、在宅勤務だとよく落ち着くまで10分くらい布団にくるまっていたりする。私以外もそうなのか分からないけど、怒りが暴れ始めると自分の体が動かしづらくなって硬直してしまうことが多い。だから仕事関係で怒ったりすると、即業務に支障が出るので単純に困る。怒りながら悲しかったりすると、身動きも取れずに泣いていたりして、どうしたものかと思ったりする。皆さんは怒ると動いてしまうタイプですが?動きが止まってしまうタイプですか?

Notice the thoughts fueling your anger

メディテーションにはMeditopiaというアプリをずっと使っています。色々なテーマごとにコースが用意されていて、例えばFocusとかStressみたいに、今の自分の状態に合わせてメディテーションができるんですが、あまり活躍の場がなかったAngerのセッションが役に立ちました。怒りの種について考えることは怒りに油を注いでることと同義なんですよね。そういうことに自分が渦中にいるとなかなか気が付けないから、こうやってサポートしてくれるものがあるとやっぱいいね。

open.spotify.com

怒りの炎が燃え盛って不貞寝して、寝飽きた頃に音楽を漁っていたら、Dengue Dengue Dengueというペルーのエレクトロユニットの曲がかなり怒りをおさめてくれた。すごく効きました、何がよかったんだろう…民族音楽的な曲調にテクノっぽいサウンドが聞こえてくるのを頭が処理しようとして気が逸れたのかな。この時に漁った曲をそのままプレイリストにして、その後お気に入りで良く聴いています。

Dengue Dengue Dengueっていうペルーのエレクトロユニットが私の怒りにめちゃめちゃ効いた(良薬)
ペルーの伝統音楽とエレクトロミュージックを掛け合わせてるアーティストらしい、カッケ〜一気にファンになった pic.twitter.com/HHegyluKmn

— ræ リーオン (@reaeon01) August 24, 2022

music.apple.com

これからも怒りや悲しみみたいな、付き合いづらい感情とも上手くやっていかないといけない。ぼちぼち穏やかに、楽しいことは本気で楽しく、やっていきたいね〜。

 

▼ネイル

なんか楽しくなってぼちぼちやっていました。ずっと黒の単色ネイルをし続けていたけど、複数の色をマーブルみたいに混ぜたりすると楽しい。

KinKi Kids25周年のドームコンのためにこしらえた爪

誕生日ウィークの百合と良い緑のマーブルの爪

▼本

幸せなもので….自分で買った本やら誕生日にもらった本やら予約していた本が届くやらで、誕生日ウィークはどっさり新しい本を抱えることになった。 一度タガが外れると怖いもので、この時から2,3週間程経っても尚ハイペースで本が増え続けています。

誕生日前後で新入りとしてやってきた本たち

本が増え続けるばかりだけど、読むスピードが全く追いついていません。でもここ数ヶ月でいうと今が一番精力的に読書していますね、良いことだが積読を減らすには足りませんね…。本については長くなるので、また別で紹介したいと思います。

本漫画、ドーナツとコーヒーで完璧だった雨の休日

▼日々のこと

久々に近所のお気に入りのパン屋でお気に入りのサバサンドを食べた。それに、近所にスペシャリティコーヒーを扱うコーヒーショップが出来ていることに気がついて、足を運んでみたりした。

夜に散歩するのが好きなのと、住宅街を歩いて次第に迷子になるのが好きです。もうそろそろ見慣れた道ばかりになってきた近所も、この間夜に散歩していたら、久しぶりにプチ迷子が出来た。あのドキドキはたまらないね…。

ローソンのコーヒーがEXILEのコラボ?でカップが真っ黒でかっこよくなっていた、黒好き

トップガン・マーベリックを見るために、かなりの頻度で映画館に通っている。IMAX、4dx、live zoundと色々な形態で観たけど、何度観ても楽しい。ポケモンの過去作品上映には、ラティオスラティアス観にいきました。今の私の感性で、ここが出所だな…みたいなところが度々ある。私が海外とか、異国での生活に興味を持つようになったのはこの作品と、ウルルン滞在記の2つの影響が大きい。

IKEAで棚を買って、良い感じのスペースを作りました。元々は観葉植物を見せる時に高低差を作りたいと思って買ったんですが、お気に入りの本とスキンケア類、アクセサリーと香水など置いてインテリア兼収納という感じにしています。「無機質な質感と湿度の高い植物」というのをテーマ(?)として部屋づくりをしているんですが、この一角はそれをうまくまとめられた気がして満足。自分の好きな雰囲気、質感を凝縮したので、自分の時間が欲しいと思うとこの棚の前でジッとしていたりする。

良い感じ。KinKi Kidsのジャニショは欠かせないので、さりげなく忍ばせている。

ということで、久々にブログっぽいものを書いてみました。1年前は何を書こうにも鬱屈とした雰囲気になっていたけど、今はそうでもないんじゃないでしょうか。勢いで書き終えた今もスッキリしているし、8月あったことを振り返っても楽しかったなと思う。
また気が向いたら、今月9月の分も書きましょう。また1ヶ月皆さん、ゆるくやっていきましょうね。

2021年6月-己の感覚 発掘作業現場

6月はしんどい思いもあったので、直視しないように表層だけさらっと撫でるようにしか振り返りをしていなかった。でもしんどかったことというのは、自分が自分を認められない事に目を向けて受け入れたとか、自分でも自覚できていない無意識の感覚とかを掘り下げたりだとか私が自分自身と対峙する上で重要なことでもあった。別にこうやって振り返りを書き残す事は、特にやらなきゃと思ってやっているわけでもないんだけど、こういう自分のなかでパラダイムシフトが起こったことは書き残しておきたいなと思って重い筆をとった。

 

夏の気配:

すっかり夏の陽気ですね。梅雨入りが今年は遅かったですが、空を見上げると夏っぽい雲が浮かんでいたり、なにやら雨が降りそうな湿った土の香りがしたり、6月ならではの感覚を味わえた。去年は今頃家にこもってほとんど外へ出ていなかった気がするので、こういう夏の移り変わりを肌で感じ取るのは新鮮だったかもしれない。去年は気がついたら梅雨が始まっても外にでないので外で雨の音がしようが我関せずだったし、真夏もほとんど外へ出なかったのでただ自室で仕事をしている時にクーラーの風が直撃していつも薄ら寒かったのだけ覚えている。

自分が季節を感じ取る時に雲を基準にしたことに我ながら驚いた。昔からよく季節の香りを感じてはいたが、そういえば最近は空を見上げて雲の形で季節の移り変わりを理解していた。夏は入道雲、とか小学校の理科で習って知識として知っている。大人になって、こういう知識がそうやって自然と季節を感じる材料になっていることに感心した。あの時何に役に立つのかと思って覚えたことは、今私の日々の生活に発見と楽しみを作っている。

 

装い、服:

自分自身カナダ行って生活に人の目が無くなるまでは服とかメイクに気を使う自分を見られたくなくて蓋をしてたので、オシャレでちょっと人からエッって思われるのが怖い気持ちが死ぬほど分かるので俺が率先して撲滅していかなきゃな〜と使命を感じているわよ

 

KPOP:

「頑固な理性に振り回されてはならない」めちゃくちゃ己に刺さるパンチラインだ(EXOの新曲)↓

ダンスの各ポイントで体が作るシルエットを分かってるダンスが好きなんだよな。自分の姿が見えない状態で完璧なシルエットを決めるの、客観視が超人じみてるなと思うんだけど一体どうやってやってるんでしょう?あと、何かお洒落な人って客観視の力が高いんだろうなという持論がある。何を身につけたら自分がどう見えるかを客観視するのって難しいし、振る舞いとか仕草も“なんとなく洒落てる“の重要な決めてだと思うんだけどこれがどう見えてるかを第六感的に察知する人っていわゆるセンス良い人だなと思ってる。

 

るーろーはん事件:

6月は理由なく過敏になりすぎていて、人からの指摘や自分のミス、うまく行かないことへの悲観でネガティブ思考を走らせ続けていた。

どうせこれもダメになるという先入観で何をするにも身が入った気がしていないのを感じていた。そんなことないと自分に言い聞かせてここ1週間くらいやっている。それを言うたびに過去自分でダメにしていったものが積み上がっているのを見るようで辛いが、多分今が何かの分岐になるんだと思ってやる。

今日もダウンしている、集中出来ず外に出た。気になってた魯肉飯の屋台があるので昼飯にしようと思ったけど反射的に怖くて注文できない!と思った自分がショックだった。屋台の前に立てば喋れると思って飛び込んだら大丈夫だった店員さんが穏やかそうでほっとした。初めての魯肉飯美味い〜がんばろ〜

 

本能、掃除:

怒りがどこからともなく湧いてくるとき衝動的に掃除をし出すという自分の癖をだんだん分かってきたし今日も何かに怒りながら掃除した。一日の終わりにやっとあの怒りは悲しみが怒りにすり替わって現れていたのだと気がついてふと軽くなった自分の感覚、感情の扱いを蔑ろにしてなくて偉いよ自分がこうできる人間だから私は自分を信用して生きていきたいんだよな

 

余談、私の人生に足りなかったのはGABA。:

GABA、マジですごい正直1日でこんな効果でるとは思っていなかった。その気があれば起きれるはずだろってイマジナリー体育会系の私が自分を責めてきたがそれは間違いであることが立証された。私に足りなかったのはGABA!

GABA サプリ

GABAは最強


!昨日2時くらいまで起きてたから結局ギリギリまで寝ちゃうだろうな〜と思ってたんだけどアラームかけてた1時間前の7:30にパッと目が覚めて、いつもは半分寝たまま携帯で時間確認するのに今朝は時間確認するときすでに目覚めた1時間後くらいの覚醒の度合いで一瞬何が起こったのかわからなかった。

 

 

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何もかもを「遊び」に戻すべきだと思った

この記事今朝読んでて、ここがなんか昨日何もかもを「遊び」に戻すべきだと思ったこととか今の自分のモヤモヤに掛かってるなと思ったんすよね。 https://room.commmon.jp/62694/

 若干EXO新曲のカイさんのパンチライン「頑固な理性に振り回されるな」にハッとしたのも近い別に理性的な状態がダメかというとそうでなくてそれは選択・戦略として大いにありなんだけど、私がいろんなものに恐怖を感じやすくなってる状態と理性優位の状態がすこぶる相性悪いなというそれ。https://room.commmon.jp/62694/

まあようは、お前の人生のオールを他人・環境に任せるな、であってTOKIO「宙船」が人生の解答です。

 

自分の殻を破れる隙を見つけられた6月へ祝福!

クワズイモを自室のパーティに加えました。

クワズイモ

かわいいね

 

2021年4月5月-春は変化の兆しと共に

そろそろ5月が終わる。気がつけばだんだん陽気が暖かくなってきて、汗ばむ日さえある。毎日羽織っていたニットのカーディガンを着るチャンスが少なくなって、もう最近は一日中半袖でも過ごせるようになった。

andCで買ったニットカーディガン

and C という京都の古着屋のオンラインストアで昨年買ったニットカーディガン and C: https://andc102.com/

この袖口が特にお気に入りです。しばらく着られないのが寂しい。



もう最近はTシャツばかり着ている。Tシャツはあまり曲線がないシルエットが好きなのですが、ウィメンズのTシャツはパターンが体に沿うように裁断されていることが多い。なのでTシャツはもっぱらメンズを選ぶことが多くなった、長方形をそのまま被るようなシルエットだと心地がいい。自分の身体ジャストのサイズより大きい服を着るとき現れるざっくりとした服のシワって無骨なアクセサリーのようで自分に似合うなと思っている。この時に現れる布の影にも質感がのって気分が良いので、ツルッとした肌触りのTシャツよりも粗めの質感のTシャツが好き。

今はほとんど昨年の夏服を下ろして毎日着まわしていますが、追加で白と黒のリブタンクトップを買ってみました。寒がりなのであまり着ないのですが、キャミソールやタンクトップのような袖なしの服ってとても好きです。重ね着もできて便利なので買って良かったな〜というかむしろなんで今まで常備しておかなかったのかと思う。

気温と服装の変化とともに、いろいろなことが気がつかないうちに変容していった4月・5月だった。見た目で変化が分かるというよりは、裏側の歯車がガコンガコン音を立てて廻り出したような感覚が近いかもしれない。

 

・仕事について

仕事で思うように行かないことが多く燻っていた。昨年もそんな感じで落ち込んでいたのですがそのときの頭が重苦しいモヤで覆われる感覚が蘇ってきて、その度にまたああはなりたくないと焦り、焦るだけで空回りばかりしてその無力感が大きなストレスだった。何が原因か客観的に見られなくなっている上、やってもどうせ無駄ということを無意識に学習しているのか何をしても本当にダメだった。

見かねた友人が声をかけてくれて、客観的に私の状況を紐解いて助言をくれた。そもそも普段あまり人に相談ごとをしないためか、自分の問題が他人の手に渡っているという事実にすでに気が動転しそうになる。それでも開示してもいいかと思ったのは、信頼する彼女が助け舟を出してくれたからに他ならない。いつもありがとう(読んでくれているかはわからないが)!私は彼女の的確な意見をしどろもどろに受け取り、数週間かけて受け入れていった。仕事していて自分が思考停止しそうになる瞬間に、彼女の声が頭にこだまするので何度我にかえったか数知れない。その場で理解したつもりだった彼女の助言を、実は自分の手を動かし彼女の声がフラッシュバックする度だんだんと解っていった。今も試行錯誤している最中だけど、少しずつ自分を立て直していけている。

 

・本について

この2ヶ月は本をよく読みました(当社比)。本についてはそれぞれ別に書こうと思いますが、シンプルに楽しく読んで読書に火をつけてくれた本は「女ふたり、暮らしています。」でした。それから韓国文学やずっと読みたかったイ・ランさんのエッセイ「悲しくてかっこいい人」を読んだり。

 

・絵について

この2ヶ月は絵をよく描きました(当社比)。iPadと最低限の持ち物だけ持ってまあまあ遠くまで歩いてコーヒーを買って外でぼんやり絵を描いたり、絵を描くことが純粋に楽しかったです。あと、やっと自分好みの絵柄を自分の手で生み出せました。なかなか再現するのが難しいので練習です。。

 

・OFFになることの訓練

ずっと自分自身の課題に思っていることは自分はOFFが苦手だということだった。じゃあずっとONでいて生産的でいるの?と問われるとそうではなく、人間というものはOFFの時間を持つことができずONの状態を無為に続けると「生産的でないのに気は立っているだけのON状態」にとらわれる。私は割と昔からこの状態にハマりがちで、この不快な状態と付き合い続けるのはもうこりごろだったのだ。

だいぶ4月と5月はこの常時ON状態の疲労が溜まっていたらしく、解っているのに思うように動かない自分の頭と体にやきもきしながら過剰に敏感になりすぐ悲しんだり怒ったり感情の急降下を繰り返していた。4月5月のノートを読み返すと、自分がどう考えているのか、感じているのかを紐解こうともがいている様子が見て取れる。*

自分をOFFにするために、試したことや習慣にしたことを書き残しておく。

1-ストレッチ

アマヤドリさんのオンラインストレッチクラスを受けた。いつもアマヤドリさんのYoutubeの動画を見ていたのだけど、リアルタイムでやるとやっぱり適度な緊張感と集中ができてそれが良かった。あと、アマヤドリさんのしゃべりはゆるやかで流れが滞りない川のようで落ち着きます。ストレッチクラスを通して、凝り固まった体も頭もほぐしていける感じがする。6月も続けていくつもりです!

2-歩く

休日にiPad持ってしっかりめに散歩して、たまにどこかに座って絵を描いたり。平日も休憩の時に出歩いてみたり夜に長めに歩いたり。iPhone歩数計が3桁なんてことが1週間続かないように気をつかった。あと、部屋に篭って考えているくらいなら歩きながら考えている方がよっぽど心身ともに健康的だな...と思ったりする。個人的にいい思いつきは40%風呂、30%移動中、15%書き物、5%その他くらいの割合だと思う。

3-風呂

少し風呂の話をしたけど、湯船に浸かることが自分にとって一番のリラックス・リセット方法なので1週間のうち数日は湯船を張るように心がけた。つい準備が億劫になってしまうんだけど、入ると必ず最高で裏切らないのが風呂。風呂場の湯船のなかが私のセーフティゾーンなので、ここにいるときは何者も私を侵害できないという意識でいられる。この意識を挟むと、他人の望みを予測して自分を不要に消費していなかったかとか、本当は嫌だと思っていたのに自分の感覚に気がつかないふりをしていなかったかとかそういうことに気がつけたりする。

4-部屋の整備

GWを境に自宅のリビングを過ごしやすいように少し配置を変えた。作業するなら自室くらいだったんだけど、自室は普段在宅で仕事をしている場所なので無意識に仕事のプレッシャーを背後に感じたりしてあまりリラックスできなくなってしまった。本読んだり、書き物したり、お茶したりそういうことができる場所をリビングに作れたのでこれがかなり役に立っている。住環境、作業環境、OFFになれる環境づくりって大事だ。

5-生活、自律神経のリズムつくり

あと、日光を朝に浴びるとか朝ご飯を食べるとか、15分昼寝するとか自律神経を整えるらしいことをいろいろ試してみた。多分即効性のあるものではないけど、しばらく続けている。

 

そんな感じでゆるく改善を頑張っていたけど、かなりOFFスイッチを切り替えられるようになってきた。今はOFFするべきだなと判断したら、スッとタスクや不安に布をかぶせて一旦無いものとするような感覚。

ただ私がやったことはあくまで、OFFという選択肢を選ぶコンディションを整えていくものなんだと思う。OFF状態になっても根本的な性質が頭の中で頑固に「止まっていいのか」と繰り返してくる。そこで自分のコンディションが良ければ、ただそれを傍観して流す選択肢ができる。でも自分のコンディションが悪く、自分の足下が掬われないかと不安なときは強迫的にこの思考に取り憑かれてしまうので、そこにはまっていかないように選択肢を選べる余裕を自分に作っていかなくてはいけない。そのための余裕作りがセルフケアなのねと腑に落ちた2ヶ月だった。今後も続けていきたいですね。

 

変化といえばこのくらい。あと細かいことだと、ずっと後回しにしていた携帯キャリアの乗り換えとかNotionの整理とかそういうことに手をつけて偉かったです。(自分褒め太郎)

 

あと4・5月にあった特筆したいことと言えば、「コクヨ野外学習センター」。

品川に文房具メーカーのコクヨが“みんなのワーク&ライフ開放区”というコンセプトで「THE CAMPUS」という施設を作ったという話は聞いていた。

THE CAMPUSは、コクヨ株式会社が運営する「働く・暮らす」の実験場。元はオフィスビルだった建物の一部を開放し、どなたでもご利用いただけるパブリックエリアを新たに創設しました。

ABOUT|THE CAMPUS|ようこそ、みんなのワーク&ライフ開放区へ

この施設がどうも気になっていたんだけど、そもそもがオフィスビルということもあり平日しか開放されていないのでなかなか出向く機会がなかった。ましてやここ2ヶ月間はほとんど外出を避けていたので尚更だった。

結局このTHE CAMPUSには行けずじまいなのだが、そもそもコクヨ ワークスタイル研究所というプロジェクトがあるらしくこのサイトが最高にクール・・・。なんとなくこのwebデザインの系統みたいなものは掴めるし最近流行ってるよな、というのがわかるんだけど「ガントチャートそのまま見せます」というスタイルが潔くてかっけ〜〜!!って声に出して笑ってしまった。

WORKSTYLE RESEARCH LAB.|ワークスタイルケンキュウジョ.

 

余談ですが、雑誌のPOPEYEがWebサイト始めていて(多分今年の3月)あ!大手でもこのデザインのトレンド見られるようになっている。。。と思ったのでした。元々はヨーロッパとかのアート・カルチャー系のwebメディアで見られていたデザインな気がします。(webデザインについて未だペーペーなのでもし正解知ってたら教えてください。)

POPEYE Web

 

話が脱線しましたが、、このワークスタイル研究所というプロジェクトでどうやら「コクヨ野外学習センター」というPodcastをやっているようで、これを聞いてみたら本当に本当に面白かったのです。。

特に「働くことの人類学」というシリーズがお気に入りで、文化人類の視点から現代の日本人の「働く」という価値観をぶち壊しにやってくるんですよね。初めて聞いたとき、本当に目から鱗な価値観が飛び出てくるので爽快でした。基本的に在宅勤務で作業をしながら聞いていることが多かったのですが、まさに自分が働きながら自分にとって新しい「働く」の価値観をインプットしていくのは刺激的でしたね。。この豪快に固定観念をぶち壊される瞬間ってかなりのエンタメだと思うのですが、その点でこのPodcastは随一でした。人生コンテンツ(私の人生を作りあげるコンテンツ)認定です。また「働くことの人類学」シリーズ聞き直そう〜。

 

な、なげ〜。。もちろん本当に少しずつ書いていたからですがこれ書くのに2週間は費やしていて、4・5月のまとめのはずなのにもう6月も半ばをすぎてしまった。長くかかりすぎて、4・5月のざっくりした感想がもはや思い出せないのでこれで振り返り終了とする。6月分はもうちょっと建設的なまとめとか、次月の目標設定とかもしたい。頑張って、自分。

 

6月が終わると言えば、2021年も半分おわりそうなんですね。時間のすぎる早さはやっぱり年を重ねるごとに速度を増しているような気がします。子供の頃によく大人にそう言われて「そんな訳ないだろ」と思っていたけど、大人になるとあれは嘘ではないとわかる。残り半分切ったら2021年もあっという間。駆け抜けるように自分の人生追っかけていこう、とアバウトな下半期の意気込みを掲げて4・5月の振り返りを締めくくるとします。

ミッドナイト・ゴスペルと個人的なメディテーションの話

この1ヶ月半ほど食料や生活必需品などを調達する以外に外から出ない生活を続けている。この連休も例外ではなくほとんどを自宅で過ごした。せっかくの連休、何か有意義なことがしたいと考えてしまう。そんなことを何度も何度もこの人生で考えたものだが、小学生の夏休みから社会人になってから週末まで、一度だって満足に生産的になりきれたことがあっただろうか?この一年で自分に対して無茶なハードルは設定しないようにしようと学習した。連休最終日、振り返っても何か成果がこの手に残っている訳ではない。ただ「ミッドナイト・ゴスペル」を観たことはこの数日間で特筆すべき体験となった。二度とあるか分からない街中が静まりかえる特異な連休の締めくくりとして、今私はベッドの中で文章を打ち込んでいる。

まず、「ミッドナイト・ゴスペル」はクランシーという青年が宇宙の電波に向けて自身のラジオ番組を届けるため、多次元宇宙のさまざまな惑星で住人にインタビューをしていくという流れで進行していく。インタビューを受けるキャラクターの中の人は中毒・依存を専門とする医師や魔術師、はたまたクランシーを演じるダンカン・トラッセルの実の母だったりする。絶望的にショッキングな出来事が次々ととめどなく起こる最中でクランシーのインタビューは淡々と続いていく。アニメーションで見ている映像と音声が合致しないという未知の映像体験は最初こそ情報量が過多で混乱するが、時折アニメーションの出来事にスッと溶け込むようにインタビューも休符を取って足並みを揃えるタイミングが絶妙だから一話見終わるとこの特殊すぎる構成にも慣れていることに気がつく。インタビューで語られる衝撃的な新しい知識、ショッキングでサイケデリックなアニメーションで構成される異常なほどの情報量が脳にくる。そのうちこの体験に病みつきになり、迷わず全話一気に再生した。

それぞれのエピソードの内容はこのレポートでは触れないので実際に観て欲しい。そして興味があった回のゲストを調べるなり、そのトピックを調べるなりすればよいと思う。

私はすこぶる寝付きが悪いことにかれこれ20年以上も悩まされている。赤ん坊のころから寝付きの悪さは既に確立されていたらしく、なかなか寝付かずに両親を困らせたエピソードを聞くと心底申し訳なくなるほどだ。よく母親とも私の寝付きの悪さの話になるのだが、「ずっと考え事をしているんじゃない?」とよく聞かれる。確かに思考が常に頭を回しているという感覚がある。この止め方が全く分からないのだと伝えると、「無になる時間が必要だね。」といつも締めくくられていた。3年ほど過ごしたカナダでは、Meditationがとても広く受け入れられ盛んだった。体調の不良には処方箋の薬を摂取するように、精神の不調が原因と思しきものに対しては当たり前のようにみんながMeditationを取り入れている。この単語を日本語に訳すと「瞑想」なんだろうが、なんとなくニュアンスが重いような気がしてしまい正しく同一の意味を持つ日本語がない気がしているのでそのまま「メディテーション」とする。睡眠に問題があると私が溢すとみな口を揃えて「メディテーションをしてみれば?」と言うので、ネットで探したチュートリアルを参考に何度か試したことがある。素人が見様見真似で行っているので、おっ今の良かったなと手応えを感じることは少なかった。だが、母親の言っていた「無になる時間が必要だね。」の無とはメディテーションで得られる意識の変容のことであったのだと私は確信した。母親、そしてその母である祖母は時折空中を見つめて周りの声にも気がつかずただ空中を見つめ、佇んでいる瞬間がある。いつも溌剌として他者への慈しみに満ち、そして寝付きの良い彼女たちは日々自然にメディテーションをしているのかもしれない。

住環境の変化、はたまた何が影響しているのかははっきりとは分からないが半年ほど前からなんの苦労も無しに入眠できるようになったのだ。素晴らしいと思った。布団に入って30分ともせず寝られるなんて!しかも日付が変わる前に!どことなく体の不調を感じることも減ったと思う。睡眠に不自由がないことで、こんなに素晴らしい世界に生きられるのかと喜びに満ち、円満な睡眠生活を送っていた矢先。私の勤める会社は原則在宅勤務となった。この家の外へ出るのはほとんど週1のペースになった。最初は自由な生活を手に入れたような気にもなったが、そう簡単にはいかなかった。この世界にたったひとり生きているような心地になり始めた。仕事をしながら、毎日自分が徐々に低迷していくのを感じていた。いつしか、泣いて疲れ果てて眠る日が多くなった。ひょんと手に入れた幸せな睡眠生活は、泡のように逃げていってしまった。そこで、忘れてかけていたメディテーションの存在を私は思い出すのである。私には「無になる」必要があると。

食料品を調達するため自宅から出た5月5日、私は「ミッドナイト・ゴスペル」を見ようと思い立った。途中で柏餅に食らいついたりしながら、一気に8話分通して観てしまった。あのときの気持ちを言語化することができない。そのときの自分のツイートを見ると「自分の精神の所在地が全く分からない。考えることが難しい。」と書いてある。なんというか頭脳で考えることがとても難しかった感覚を覚えている。そして、食料調達とともにスーパーで手に入れた菖蒲を風呂に投げ込んで菖蒲湯にした。バスタブにお湯を張るのは久々だったし、銭湯にも久しく行けていないから湯船にゆったり浸かるのは久しぶりだったと思う。かなりふわふわとした頭のまま湯船に浸かる。温かいお湯が全身を隙間なく包む感覚はなんであんなに満たされるのだろうか。ダンカンの母が作中で言っていたように、指先の中を感じてみる。波打った細い線のようなものが無数にグルグルと小さく回っているようだった。クランシー(ダンカン)は磁石の反発するような力言っていた。腕、脚と徐々に感じるパーツを増やしていく。ただ、自分のあるがままを観察するだけ。どう自分が感じているかを観察するだけ。すると、ふと日常的に抱えている焦燥感や将来への漠然とした不安、自分の満たされない感覚が手放されていることに気がつく。言語も時折私の意識が揺れたときにごく少し言葉が脳裏を掠める程度である。普段強張り切った関節や筋肉に気がつき、ふっと脱力が出来る。私は「これが私が必要だった、無になるということか。」と納得した。薄暗い浴室の中で、ゆるやかに脚を動かすと脚の表面を滑る泡が異様に細かく繊細なまでに感じられた。

久しぶりに湯船に浸かったためか血行が良くなり全身がポカポカし汗がとめどなく吹き出した。脱衣所を後にし、裸足のままフローリングを歩くと、足の裏と床の接地面がとてもリアルに感じられる。すごい、ただ歩くだけで情報量が違う。そのままソファに腰掛けしばらく涼んでいると、指先の輪郭が鮮明な印象を受ける。空中に手をかざすと、空気がやけにまろやかでしかも肌を撫でるように常に緩やかに流動していると気がついた。何度かメディテーションを行った時も、手の感覚を意識するといった流れで行っていたため実は新しい試みではなかったのだが、ここまで効果がてきめんだったことは無い。どう考えても「ミッドナイト・ゴスペル」がもたらした効果としか思えない。家から出ないゴールデンウィークで新たな収穫を得ることができたんではないだろうか。心地いい睡眠を取り戻すため「無になる」ことへの理解を深められた私であったが、また明日目が覚めたら目まぐるしい現代の現実へと帰っていくのだ。少しずつ心身は疲弊していくだろう。そうしたらまた自分自身を静かに見つめればいいいのだ。そう知っている私はいくらか強い。おやすみ、いやさようなら、クランシー。